「日本・アラスカ姉妹都市お国自慢フェスタ」(1月26日)の開催

令和6年2月13日
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 1月26日、在アンカレジ領事事務所はオンラインにて「日アラスカ姉妹都市・お国自慢フェスタ(発表・審査会)」を実施しました。

本件行事は日本とアラスカとの経済交流や観光を促進する目的で実施され、「日本またはアラスカの市民や団体が制作した、自分の住む町の商店街や観光名所、伝統芸能、文化などの『お国自慢』を紹介する作品」を募集しました。26日に開催された本件行事には37名の日アラスカ姉妹都市市民が出席し、2時間半にわたり24作品の「お国自慢」発表が行われました。
後日、6名の審査員による厳正な審査の結果、以下の作品が第1位から第3位に選ばれました。

 
(以下では敬称を略させて頂きました。悪しからず御了承下さい。)
第1位:天塩町有志(手塩青女俳句会、上田美千代、上田亮)、
天塩町地域おこし協力隊(野口裕康)
  作品:「俳句:天塩町の豊かな自然を描いて」
    1960年代に天塩町民により発足し月1回の活動を続けている俳句同好会の活動や、季節を表現する単語「季語」で天塩町の美しい自然を繊細に描く様子を紹介する動画。

 
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第2位:パーマー高校ジェマソン・ロア(Jaimeson Roa)
  作品:「一期一会」
パーマー市のパーマー中学校及びパーマー-高校の学生10名、教師2名が2023年6月に北海道佐呂間町を訪問し18日間のホームステイした様子等を描写した、パーマー・佐呂間町姉妹都市交流の動画。
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第3位:森川めぐみBeamsーアラスカ日本クラブ
  作品:「兵庫県太子町・北海道天塩町と米国アラスカ州ホーマー市との絆」
このアート・プロジェクトはオンライン授業を通じたホーマー小学校児童と日本人学生との交流をテーマにしたものです。小学生制作の平和をテーマにした横断幕は姉妹都市・天塩町と、2024年のホーマー市・天塩町姉妹都市締結40周年に向けた「国境なき友情」を表しています。作品は写真と文章で構成されており、今年の周年行事で使用予定の太鼓制作の模様も説明しています。
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(在アンカレジ領事事務所により以下の賞が決定されました。)
日アラスカ・歴史偉人賞:上岡幹夫氏(和田重次郎顕彰会会長)
作品:「冒険家和田重次郎(1875-1937)を通したアラスカとの交流」
歴史的英雄である和田重次郎のアラスカにおける冒険や犬ぞりトレイルの発見等の偉業、重次郎が母親思いであったことや、重次郎の生涯を描いたミュージカルの劇団みかん一座による2015年のアラスカ公演、2016年にスワード市海浜公園に重次郎像が建立されたこと等を紹介する写真の数々と文章で構成された作品
の他、以下の作品が発表されました。
 ・原田宏子(東日本大震災の犠牲となったモントゴメリー・ディクソン氏の業績、モントゴメリー・ディクソン日本語日本文化センターにおける各種行事を説明するナレーション付きスライド)
 ・中島渉(アラスカのフェアバンクスで獣医に従事する作者が姉妹都市・紋別市に住む親友に宛てたアラスカの魅力を伝える写真集)
 ・デール・ワルサー(アラスカの自然を撮影した写真とそれを描写する英語俳句12点の写真・俳句集)
 ・ケビン・コウ(広島で被爆後も生存しているイチョウの種がホーマー市民(ロータリークラブ会員)に贈呈され、それを育てたイチョウの木が「佐々木禎子」展示を行っている公立図書館に寄贈されたとの経緯を説明する写真集)
 ・池坊生け花教室・アンカレッジ・アラスカ支部(Kay Gatlin先生が隔週で行う生け花教室の模様を写真と説明文で詳しく説明する作品)
 ・鈴木循子ホーヴェイ(アンカレジのパン屋「Great Harvest Company」の朝早くの仕事振りやGreat Harvest Companyが行う慈善活動を、作業現場でのインタビューの受け答えで、生き生きと描いた動画、音声による作品)
 ・山本大作(ふんだんな写真の数々と説明文でアラスカの身近で美しい自然を紹介する作品)
 ・カイ・トーマス(長く暗い日だけが続くと思われているアラスカの冬を、様々な創造的ライト・アップで演出するアンカレジの風景写真と説明文で構成する作品)
・バーバラ・バッハマイヤー(アラスカにおける珍しい養蜂業の専門的な解説や、日本の養蜂業や蜂蜜との相違点を説明し、相互交流やビジネス促進にも言及する作品)
・原田宏子(2020年に他界した日本語教師アレックス・サロフ氏は日本アラスカ協会副会長でもあったが、同氏の活発な活動・業績を生徒へのインタビューやナレーションで綴る動画作品)
・杉本圭造(普通の日本人には訪れるのも難しい、ロシアとの国境付近に位置するリトルダイミードウ島を訪れた際の、住民と一緒に撮影した写真など、興味深い写真と文章でアラスカを紹介する作品)
・杉本昭子(現在、作者がアラスカで営んでいる俳句作りがひょんなきっかけで始まったこと、2024年5月で句集への参加が100回目になること、日本の遠隔地の読者の存在が創作の励みであることなど、興味深い文章でアラスカでの作者の活動を紹介する文章による作品)
・レックス・ホーヴェイ(冬のアラスカの人気レジャーであるアイス・フィッシングの様子を撮影した写真6枚をオーロラ写真の土台にアレンジした作品)
・サミ・ホーヴェイ(アンカレジ近郊のイーグル・リバー・ナチュラル・センターの景色やトレイルを撮影し、冬のアラスカのスポーツ活動の可能性を日本人に説明する観光促進ビデオ)
・矢崎永和(アンカレッジ日本人補習学校・中学1年生の作者が、学校創立50周年を記念して実施された、学校ロゴのデザインコンテストに応募した自分の作品を説明する作品。サーモン、米国・日本の国旗をアレンジしたロゴ作品は3位に入賞した。このような経緯を写真と文章で説明する作品)
・ジョイ・メリー(パーマー高校の生徒4名がパーマー中学校115名におにぎりの作り方を教える「オニギリ・アクション」の模様を伝える写真による作品)
・原田宏子(新型コロナの影響下、人々の健康を願いオンラインでアラスカ州歌の演奏を行ったアンカレッジ・シンフォニー・オーケストラと、同演奏の直後に亡くなった指揮者ランドール・グレイグ・フライシャー氏(Randall Craig Fleischer)を紹介するビデオ作品)
・エミリー・ライヒ(パーマー高校の学生がパーマー・佐呂間町姉妹都市交流を促進するために、クリスマスの時期に折り紙教室を行った。当該行事の模様を紹介する写真と説明文で構成する作品)
・カズエ・モリ・ワルサー(自宅から見える冬のアラスカの山々や木々を撮影した様々な写真で構成する作品)
・デール・ワルサー(アンカレジからスワードまでの電車車窓から見える様々な景色や、スワード市水族博物館などの観光名所の景色を集めた動画の作品)