秋田市・キーナイ半島姉妹都市提携30周年交流イベント

2023年8月上旬、日本の秋田市とアメリカ合衆国アラスカ州のキナイ半島郡は、交流合意都市提携30周年を記念する一連のイベントを開催しました。外務大臣表彰を受賞したレイトネン靖子氏を祝う祝賀会、そしてキナイの訪問団が秋田市に到着した際の歓迎パーティーで幕を開けました。
 
秋田市を訪問した7名の学生は秋田市での滞在中、ホームステイ体験やアメリカ人のALTとの交流、10名の日本の学校の学生たちとの交流などを行いました。また、日本の有名な重要無形民俗文化財である竿燈まつりを観覧したほかホストファミリーと一緒に秋田県の有名な観光地を巡るバスツアーも行われました。学生たちは日本の美しさと清潔さに驚くとともに、6日間の交流を通して日本の素晴らしいおもてなしを体験し、日本料理特にホストファミリーが用意してくれた朝食に深く感動していました。それでも、シアトル空港でアメリカに戻った瞬間、全員が一斉にマクドナルドを訪れたと、この旅のユーモアなメンバーは語っていました。
 
今回の旅行では、台風の影響により飛行機が飛行中大きな乱気流に遭遇し、着陸後は何時間も飛行機から荷物を取り出すことできず、訪問団も一時は命の危険を感じたほどでありましたが、そのような事態を無事に乗り切ったことで、互いへの理解と尊敬を深めることにつながりました。
 
この交流はアラスカと日本の良好な関係を築く、素晴らしい機会となりました。実際、学生の多くはJETプログラムなど、将来はアラスカと日本の交流につながる仕事に就きたいと語りました。