アラスカ・ガスライン開発公社(AGDC)への訪問

令和6年4月24日
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2024年4月22日、在アンカレジ領事事務所はアラスカ・ガスライン開発公社(AGDC)のフランク・リチャーズ会長及びマット・キッシンジャー上級主任とアラスカLNGプロジェクトについて意見交換を行いました。

会合では、AGDCがプロジェクトの現状を説明し、最近決定した段階的アプローチへの移行を強調しました。同プロジェクトでは、当初はアラスカ南中部のエネルギー需要に対応することに重点を置き、最終的にはアジア太平洋との再連携を念頭に置いています。また、アラスカ州から日本へのLNG初輸出の知識、アラスカの炭素隔離地質、ノース・スロープの豊富な資源を活用する計画です。本会合は、エマニュエル駐日大使が東京で開催したアラスカLNGサミットも念頭に置きつつ実施されました。AGDCによれば、本プロジェクトの広大な範囲を考慮の上、クリーンエネルギーに対する世界的な需要の高まりに呼応するため、国内外のさまざまな企業と協議中とのことで、 プロジェクトの第一段階は、アラスカ中南部とノース・スロープを新しい天然ガスパイプラインで結び、最終的には、余剰ガスのアジア太平洋地域への輸出を計画しています。

浜田所長は、本プロジェクトの成功と、日本とアラスカのさらなる協力への期待を表明しました。