姉妹都市

令和6年9月16日

姉妹都市とは

姉妹都市関係とは、国を異にする2都市間の長期に渡る友好関係のことです。交流を積み重ねて、両自治体はお互いの文化に対する理解と認識を深めていきます。
姉妹都市関係はそれぞれの地域の議会・自治体等の支援を受けたボランティア活動によって維持され、経済・教育・文化交流といった両地域にとって重要な活動を行います。姉妹都市の締結は両都市の関係機関の長によって署名されることで成立し、法的拘束力はありません。

日本-アラスカ 姉妹都市

                                  

アンカレジ市‐千歳市(北海道) 1969年締結

 1969年に北海道・千歳市はアンカレジ市の最初の姉妹都市となりました。1983年に少年野球の交流プログラムや、ミス・アンカレジの受け入れが開始され、それ以来アンカレジ市と千歳市の市民は交流を続けています。
  1994年にはサンドレイク小学校の日本語イマージョンプログラムが千歳小学校との交換留学を開始しました。両市の関係団体の協力と支援を受けて、学生と保護者は相互訪問します。
 2024年、千歳市とアンカレジ市の姉妹都市提携55周年を記念し、8月末に千歳市訪問団がアンカレジ市を来訪しました。訪問中、両市の数十年にわたる交流を記念してサンドレイク小学校に隣接する公園「サンドレイクパーク」が「千歳パーク」に改名されました。
 
関連リンクはこちらです。(在アンカレジ領事事務所)
姉妹都市提携55周年記念事業: 千歳市訪問団のアンカレジ市来訪
 

フェアバンクス市‐紋別市(北海道) 1991年締結

 フェアバンクス市は1987年に私的な姉妹都市関係を紋別市と開始しました。両都市は主に文化交流と農業交流を行っていましたが、1991年2月8日に正式に姉妹都市関係を締結しました。
 

ホーマー市‐天塩町(北海道) 1984年締結

 天塩町は1984年にホーマー市の姉妹都市となりました。類似した気候や文化条件を持つ両都市は、交換留学を何年にも亘り行っています。交換留学生たちはホーマー市と天塩町の関係強化を手助けしています。
 2011年3月11日、東日本大震災が起こった際、ホーマー市長は天塩町長及び町議会議員宛に被災者全ての方に対するお見舞いの手紙を送りました。
 オンライン交流セッションや、文通等、様々な交流で関係を築くホーマー市と天塩市は、2024年に姉妹都市連携40周年を迎えています。

関連リンク
姉妹都市提携40周年記念イベント等に関する英語資料(2024年9月)〈Credit to Dave Berry, Director of the Homer Public Library〉
ホーマー市・天塩町の学生交流
ケン・キャスナー・ホーマー市長への表敬訪問
 

キーナイ半島郡-秋田市(秋田県) 1992年締結

 キーナイ半島郡と秋田市の交流は1989年、レイトネン靖子氏がソルドトナ高校で日本語を教え始めた頃にさかのぼります。ホームシックを感じていたレイトネン氏は在アンカレジ領事事務所(当時のアンカレジ総領事館)、アラスカ大学アンカレジ校及びフェアバンクス校と共に、姉妹都市締結に向けた活動を始めました。その結果、秋田市がキーナイ半島郡との姉妹都市に興味を示したことを受け、レイトネン氏はキーナイ半島郡の訪問団と共に秋田市を訪問しました。両市は1992年に正式に姉妹都市提携を締結しました。
 2023年8月には交流合意都市提携30周年を記念し、キーナイから7名の学生が秋田市を訪問し、外務省大臣表彰を受賞したレイトネン氏を祝う祝賀会も行われました。

関連リンクはこちらです(在アンカレジ領事事務所)。
レイトネン靖子氏及び原田宏子氏の令和4年度外務大臣表彰受賞について
秋田市・キーナイ半島姉妹都市提携30周年交流イベント
 

ケチカン市‐下呂市・旧金山町(岐阜県) 2005年締結

 ケチカン市と金山町は1986年に交換留学制度を開始しました。その後、1989年に正式に姉妹都市提携しました。2004年に金山町が他の4町と合併し下呂市となり、翌年2005年にはケチカン市と下呂市が新姉妹都市提携に調印しました。
 両都市の交流プログラムは、2014年に教育部門でアラスカ州知事賞を獲得しました。その翌年、下呂市の野村市長はケチカンを訪問しました。
 パンデミックのために一時期中断されていた交換留学が再開され、2024年3月にケチカン市を訪れた15名の派遣団の様子は、ケチカン市の地元新聞に掲載されました。
 

パーマー市‐佐呂間町(北海道) 1980年締結

 1977年8月、パーマー市在住のエドワード氏と佐呂間町在住の石黒氏がアマチュア無線で交流を始めたことから両市の交流が始まり、1980年にエドワード氏が佐呂間町を訪問した後、両市は正式に姉妹都市となりました。
 姉妹都市となって以来、両都市は短期・長期交換留学及び教員の交換を行うほか、両都市の代表団の相互訪問も行います。2015年7月には、佐呂間町代表団がパーマー市を訪問し、姉妹都市提携35周年を共に祝いました。
 2024年6月には、パーマー高校の生徒4名が「パーマー高校・佐呂間代表団」として佐呂間町を訪問する予定です。

関連リンクはこちらです(在アンカレジ領事事務所)。
パーマー・佐呂間町姉妹都市交流(パーマー・おにぎり・アクション・キャンペーン)
 

スワード市‐帯広市(北海道) 1973年

 スワード市と帯広市の友好関係は1968年に始まりました。1973年にスワード高校の学生2人が交換留学生として帯広市を訪問した後に、正式な姉妹都市提携が締結されました。
 交換留学制度に加えて、両都市は美術品の交換も行っています。2013年9月には、スワード市からスワード市長をはじめとした8名が帯広市を訪れ、総勢70名の帯広市民の協力のもと、壁画を制作しました。
 2023年8月には姉妹都市締結55周年記念として、両市それぞれに訪問団が派遣され、交流を深めました。

 

シトカ市‐根室市(北海道) 1975年

 シトカ市と根室市は、根室市の北洋漁業における漁船が立ち寄る港として、古くから漁業を通じた親交を深め、また水産都市として類似点が多いことから、1975年12月19日に姉妹都市提携が行われました。
 その後、小学校・高校による姉妹校提携や、文化交流、双方によるホームステイ等各種交流事業を実施しています。
 2023年には、7年ぶりとなる派遣事業が実施され、根室市の高校生を含む5名がシトカ市へ派遣されました。